タリスカー18年の新ラベル(2022年くらいかな)をようやく購入することが出来ました。このご時世18年熟成のシングルモルトは手が届きにくいですが、好きな銘柄なのでちょっと贅沢をしました。
では今回も飲んでみた感想をテイスティングコメントを真似ながら書いてみたいと思います。
タリスカー18年(新ラベル2022) の感想
タリスカー18年は旧ラベルの方は当時1万円ちょっとくらいの価格だったので購入してまだ残してます。マイルドな甘味がとても美味しいんですが、新ラベルのタリスカー18年はさらに甘味を増しているというレビューをみかけますね。
どのくらい甘味が強いんだろうかという興味と、スパイシーさやスモーキーさはどうなのかも凄く気になるところであります。
公式テイスティングノート
18年は3割程度、ヨーロピアンオークのリフィル樽(スペインでシェリーの熟成に使用された樽)で熟成させた原酒を使用。
香り:豊かでフルーティ。ビクトリア・プラム、グリーンゲージ(セイヨウスモモ)、オレンジの皮、バタースコッチあるいはラムトフィー、背景にスモーキーさを感じる。このスモーキーさが次第に前面に出てきて、トフィーの香りに軽いミントの香りが絡んでくる。加水すると、ボートの乾いたワニス、食べられる海藻など、海洋性のキャラクターが頭をもたげてくる。甘さは続き、ヨード、火をつけていないマッチといった香りも立ってくる。
味わい:前面に甘みが広がり、その後、かすかなスモーキーさを伴ったより主張の強い味わいへと変化する。全体的に温かみのある味。次第にスモーキーさ、タール、トフィーといった味が立ってくる。
フィニッシュ:中くらいの長さのフィニッシュ。特徴的なチリペッパーのような香りが後味の中にかすかに感じられます。
引用元:タリスカー 18年
では実際に飲んでみて感想を書いていきます。
タリスカー18年(新ラベル2022) ストレート
香りはまず「えっタリスカーなの?」っていうくらいの甘いフルーティな香りがきます。プラムや桃そしてオレンジピールが確かに感じられます。少し甘いカラメルのような香りも拾いました。あとからゆっくりと潮であったりスモークをほんのりと感じますね。なんだか極上のスイーツを嗅いでいるかのようです。
味わいはまず甘さが凄く強いですね。リフィルシェリー樽でこれほどの甘さが出るのかと感動を覚えます。フルーティさとハチミツ、ブラウンシュガー、そしてカステラのような甘さだけでなく、徐々に交わるピートスモークや潮っ気とフィニッシュに現れるタリスカーらしいペッパーのスパイスのバランスがとてもいいですね。
確かに旧ラベルのタリスカー18年に比べると刺激はぐっと抑えられたかなと思います。ただこれはこれで凄く美味しいですね。
タリスカー18年(新ラベル2022) ロック
ロックにしたほうがピートスモークはより感じられますね。スパイシーな刺激は少し落ち着きますがふわっと現れるこの刺激も楽しめますね。
氷が溶けてくるとジワーッと甘味が広がってきます。例えば秋口から冬にかけてゆっくりとロックで楽しむのに凄くいいんじゃないかな。
ロックでも素晴らしく美味しいですね。
タリスカー18年(新ラベル2022) ハイボール
最後にハイボールですが、当然タリスカー18年(新ラベル2022) も例外ではなく美味しいですね。炭酸で割ることで刺激は若干強まります。
ペッパー感や潮っ気、スモークも一番感じやすい飲み方ですね。そしてやはりほんのりと甘味があるので凄く飲みやすくて美味しいと思います。
タリスカー18年(新ラベル2022) 個人的評価
また旧タリスカー18年と飲み比べて記事にしようと思いますが、確かに甘味は強くなった気がしました。だからといって「タリスカー本来の味わいではない」なんて事はなく、優しく香るピートスモークとペッパーの刺激に潮っ気はフィニッシュに現れタリスカーらしい飲み心地を感じられます。
おすすめの飲み方はいずれの飲み方でも美味しいですが、やはりストレートがいいですね。甘味が強く味わいが濃いので飲みごたえというか満足感がハンパないです。
ぽんぽん買えるようなボトルではないですが、私の中ではタリスカー好きの宅飲み最高峰ボトルだと思ってます。これ以上の年数はBARで楽しむ感じですね。
なかなか入手しづらくなったタリスカー18年ですが、年に1度の贅沢ボトルとして購入しても後悔しない美味しさで楽しめると思います。
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